複数基準配賦法は、補助部門費を変動費と固定に区別して配賦します。
変動費は、用役消費量を配賦基準とする。
固定費は、用役消費能力を配賦基準とする。
資料
切削部門 組立部門
月間実際消費量 : 100 50
月間消費能力: 60 30
実際動力部門費:
変動費 600
固定費 900
計 1,500
単一基準配賦法
直接配賦法によりおこなう。
切削部門
1,500(動力部門費合計。変動費+固定費) ×100(切削部門実際消費量)
100(切削部門実際消費量)+50(組立部門実際消費量)
=1,000
組立部門
1,500(動力部門費合計。変動費+固定費) ×50(組立部門実際消費量)
100(切削部門実際消費量)+50(組立部門実際消費量)
=500
複数基準配賦法
補助部門変動費配賦額
実際補助部門変動費金額 ×各補助部門
実際消費量合計
実際消費量合計
補助部門固定費配賦額
実際補助部門固定費金額 ×各補助部門
実際消費能力合計
実際消費能力合計
変動費
切削部門:600 ×100 = 400
150
組立部門:600 ×50 = 200
150
固定費
切削部門:900 ×60 = 600
90
組立部門:900 ×30 = 300
90
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