標準の改訂

 

資料

原価標準(製品1個当たり)
@10×5時間=50

生産・販売
完成量:100個
販売量:90個
仕掛品・製品の期首・期末はなし。

原価の実際発生額
5,100
原価差額は全額を売上原価に賦課

翌期から新基準の場合

標準作業時間を5時間→4時間に変更

原価標準

@10×5時間=50

 

当期完成品

借方金額貸方金額
製品5,000①仕掛品5,000

①50(原価標準)×100(個)
10当期完成

 

原価差異の算定

借方金額貸方金額
総差異100①仕掛品100

①5,000(当期完成品)-5,100(実際発生額)=△100

11原価差異

 

売上原価の算定

借方金額貸方金額
売上原価4,500製品4,500①
売上原価100総差異100②

①@50(原価標準)×90(販売量)
②原価差異振替
12売上原価

新基準による当期末製品

翌期からの新基準
10×4時間=@40

新基準による当期末製品
@40(新基準標準原価)×10(個。当期末製品)=400
13新基準による当期末製品

 

標準改訂差額

借方金額貸方金額
標準改訂差額引当金100①製品100

①[50(旧原価標準)-40(新原価標準)]×10(個。当期末製品)=100

14標準改訂差額

当期の原価標準が誤りだった場合

1個当たりの作業時間
5時間→4.6時間

原価標準

@10×4.6時間=46

 

当期完成品

借方金額貸方金額
製品4,600①仕掛品4,600

①46(原価標準)×100(個)=4,600
50当期完成品

 

原価差異の算定

借方金額貸方金額
総差異500①仕掛品500

①4,600(当期完成品)-5,100(実際発生額)=△500
51原価差異

 

売上原価の算定

借方金額貸方金額
売上原価4,140 製造間接費4,140①
売上原価500 製造間接費500②

①@46(原価標準)×90(販売量)
②500(原価差異振替)
52売上原価

 

期末製品

@46(原価標準)×10(個。期末製品)=460

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