修正パーシャルプランは、
直接材料は、費標準価格×実際消費量で求めます。
価格差異は原価要素で把握し、数量差異は仕掛品勘定で把握します。
直接労務費は標準価格×実際消費量で求めます。
賃率差異は原価要素で把握し、時間差異は仕掛品勘定で把握します。
製造間接費は実際発生額を用います。
製造間接費差異(予算差異、能率差異、操業度差異)は仕掛品勘定で把握します。
資料
原価標準
直接材料費:10円/g×10g/個=100円
直接労務費:40円/時間×1時間=40円
製造間接費:20円/時間×1時間=20円
計 160円
月初仕掛品:10個
進捗度:0.8
当月投入:120個
実際投入原価
直接材料費:15円/g×1,000g=15,000円
直接労務費:50円/時間×90時間=4,500円
製造間接費:2,400円(30円/時間×80時間)
完成品:100個
月末仕掛品:30個
実際直接材料残:180g
進捗度0.6
材料費、労務費、製造間接費の算定
個数の算定
材料費
労務費
月初:8個=10個×0.8(進捗度)
月末:18個=30個×0.6
当月投入:110個=100個(完成品)+18個(月末)-8個(月初)
材料
次月繰越:2,700=15円/g(実際原価単価)×180g(実際月末直接材料残)
仕掛品:10,000=10円(標準原価価格)×1,000g(実際量)
総差異:2,300=15,000(実際購入材料)-2,700(月末)-10,000(仕掛品)
賃金
実際投入原価
仕掛品:3,600=40円(標準原価賃金)×90時間(実際量)
総差異:900=4,500(実際賃金)-3,600(仕掛品)
製造間接費
実際投入原価
製造間接費:2,400円(30円/時間×80時間)
仕掛品へ
前月
直接材料費:1,000=100(原価標準)×10個(月初個数)
直接労務費:320=40(原価標準)×8個(月初個数)
製造間接費:160=20(原価標準)×8個(月初個数)
計:1,480
月末
直接材料費:3,000=100(原価標準)×30個(月末個数)
直接労務費:720=40(原価標準)×18個(月末個数)
製造間接費:360=20(原価標準)×18個(月末個数)
計:4,080
総差異:2,600=16,000(製品)+4,080(次月繰越)-1,480(前月)-16,000(当月)
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