わかりやすく解説! 工業簿記

労務費 翌月

 

資料

年間予定賃金総額 750,000
年間予定就業時間 1,500

直接工の作業時間
5月1日~5月31日まで
直接工作業時間:110
間接作業時間:15
手待時間 :5
合計     120

直接工の出勤時間
5月1日~5月20日 90
5月21日~5月31日 40
5月1日~5月20日分
直接工給与総支給額61,500

前月未払賃金振替

前月計上した未払賃金を逆仕訳します。

借方 金額 貸方 金額
未払賃金 15,000 賃金 15,000

 

予定配賦額による計上

借方 金額 貸方 金額
仕掛品

(直接労務費)

55,000 賃金 55,000
製造間接費
(間接労務費)
10,000 賃金 10,000

当月支給額

当月支給(4月21日~5月20日分)は下記のようになりました。
直接工給与実際総支給額:61,500
ので、仕訳を行います。

借方 金額 貸方 金額
賃金 61,500 現金 61,500

 

当月未払賃金

月次決算は5月1日~5月31日の1ヶ月分を報告しなければなりません。
5月21日~5月31日の賃金はまだ払っていませんが、未払の労務費として費用計上する必要があります。

借方 金額 貸方 金額
賃金 20,000 未払賃金 20,000

 

賃率差異

借方 金額 貸方 金額
賃率差異 1,500 賃金 1,500

 

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