わかりやすく解説! 工業簿記

セグメント 継続か廃止かの意思決定

前提条件

直接原価計算により製品別損益計算をおこなったところ、製品Cにおいて赤字が発生した。
赤字が発生した部門(製品Cを制作)の生産・販売を継続か廃止かの検討をする。

固定費の内訳
 個別固定費
 ・宣伝広告費
 ・保険料

 共通固定費
 ・給料
 ・減価償却費
 ・その他 一般管理費

製品品種別損益計算書 作成

共通固定費を考慮しない場合で赤字が発生するか見ていきます。
順を追って製品別損益計算書を作成していきます。

貢献利益


売上高から変動費を差し引き、貢献利益までは同じです。

製品貢献利益

広告宣伝費、保険料を個別固定費でまとめ、製品貢献利益を求めます。

営業利益

個別固定費以外の固定費を共通固定費としてまとめ、営業利益を求めます。
ここでの共通固定費は、給料、減価償却費、その他一般管理費です。

結果

共通固定費を考慮しない場合、製品Cは+1,700となり、黒字となりました。
ゆえに製品Cの生産・販売は継続すべきとなりました。

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